サブネット

サブネット

英語
Subnet
ひとこと解説
大きなネットワークの中の複数の小さなネットワークのこと。

サブネットは、大きなネットワークの中の複数の小さいネットワークのこと。学校でいう学級、会社でいう部署のようなイメージです。

1つの大きなネットワークを管理するのが大変だから、複数の小さなネットワークとして簡単に管理しようとしたものです。

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サブのネットワークってこと?

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ウルルちゃん

そういうことね。たとえば部署ごとにネットワークを分けたい時などに使われるわ。

メインのネットワークがあって、その中に複数のサブのネットワークを作るというイメージよ。

意味:サブネットとは大きいネットワークを小さく区切ったもの

subnet3 pizza.png

サブネットは、大きなネットワークを管理しやすいように複数のネットワークに分割する技術です。

ピザを大きなネットワークとイメージするとカットしているのがサブネットというわけです。それぞれ小さな一切れのサブネットが集まって大きなネットワークを作り上げています。

会社でいう部署を例にサブネットを考えてみる

subnet1.png
さらにサブネットについて深く理解するために会社を例にしてみます。

メインのネットワークを会社、社員をコンピュータにたとえると、サブネットは部署にあたります。

たとえば、会社員10人ほどの会社があったとします。少人数なので全員が顔と名前を覚えていて、管理がかんたんです。

ですが、会社が大きくなり1000人の会社員が働くようになりました。

とても全員は覚えきれませんし、管理も大変ですね。人を探す時も1000人の中から探さなきゃいけないので効率が悪いです。

なのでやっている仕事ごとに部署をつくり、会社員を部署単位に分けました。営業職の人は営業部署に、技術職の人は技術部署にグループ化します。

部署ができたおかげでとても便利になりました。

営業の〇〇さんに用があったとしたら、営業部署の中から探せばいいですね。全社員1000人の中から探す必要はありません。

会社全体では管理が大変だったので、部署というグループを作って分割することで効率が良くなりました。この部署がサブネットにあたります。

ネットワークを会社にたとえると

  • 会社→メインネットワーク
  • 部署→サブネット
  • 会社員→コンピュータ

IPアドレスとサブネットマスクについて

subnet2.png

サブネットの説明の前に、IPアドレスサブネットマスクについてかんたんに説明します。知ってるよ!っていう人は読み飛ばしてくださいね。

IPアドレスは、ネットワーク上でのコンピュータの住所のようなものです。

IPアドレスの見た目

11000000.10101000.00000000.00000011

ぱっと見たらただ0と1が連続していてなんだかよくわかりませんが、このIPアドレスは「どのネットワークにいるのか」がわかるネットワーク部と、「どのコンピュータなのか」がわかるホスト部という2つの情報からできています。

これはちょうど、郵便の宛先で「住所」と「名前」を表記するのと同じイメージ。

  • ネットワーク部どこのネットワークなのか(郵便でいうと住所)
  • ホスト部どのコンピュータなのか(郵便でいうと名前)

なので、IPアドレスを見ればどのネットワークのどのコンピュータなのかわかるようになっています。

じゃあ、IPアドレスのどこからどこまでがネットワーク部でホスト部なの?って思ったところでサブネットマスクの登場です。

サブネットマスクIPアドレスのどこからどこまでが「ネットワーク部」で、どこからどこまでが「ホスト部」なのかを示す情報です。

「1」の部分がネットワーク部、「0」の部分がホスト部として表されます。

サブネットマスクの見た目

11111111.11111111.11111111.00000000

この場合はネットワーク部が24ビット、ホスト部が8ビットですね。

サブネットの仕組み

subnet3.png

では、実際にネットワークの中にサブネットをつくる仕組みを見てみましょう。

サブネットは、ネットワークの中にある複数の小さなネットワークのこと。

IPアドレスのうち、ホスト部のビットの一部をサブネット部として使用することで、ネットワークの中を分割します

以下のようなIPアドレスがあったとします。

IPアドレス

11000000.10101000.00000001.00000001

ネットワークには以下のサブネットマスクが設定されていたとします。

サブネットマスク

11111111.11111111.11111111.00000000

「1」の部分がネットワーク部で、「0」の部分がホスト部でしたね。
つまり、このサブネットマスクが設定されているネットワークのIPアドレスは、左から数えて24ビットがネットワーク部、残りの8ビットがホスト部になっています。

IPアドレスとサブネットマスクを照らし合わせてみましょう。するとIPアドレスが「どのネットワークにいるのか」と「どのコンピュータなのか」が明らかになります。

このIPアドレスが示しているのは「11000000.10101000.00000001ネットワーク」にいる「00000001コンピュータ」です。

ホスト部が8ビットなので、IPアドレス数は256個、割り当てられるホスト数は256ー2=254個。1つのネットワークの中に254個のコンピュータが属することができます。

IPアドレスのうち2つは特殊なIPアドレスなのでマイナス2した数がコンピュータに割り当てられる数です。

でも「1つのネットワークにそんなにコンピュータはいらないから、部署ごとにネットワークを分けたい!」となりました。

ここでサブネットの登場です。

サブネットは、ホスト部からビットを借りてサブネット部を作ります。ここでは2ビットを借りたとしましょう。

subnet4.png

サブネット後のサブネットマスク

11111111.11111111.11111111.11000000

ホスト部から借りた2ビットでサブネット部が作られました。ネットワーク部が26ビットに拡張されたと考えましょう。

サブネット部である2ビットを使って分割したサブネットワークを作ることができます。

2ビットでは00、01、10、11の4通りの数値を表現することができますね。つまり、4つのネットワークに分割することができます。

残りの6ビットがホスト部となるので、IPアドレスの数は2の6乗=64個、割り当て可能なホスト数は64ー2=62個のコンピュータがそれぞれのネットワークに属することができます。

サブネット ホスト数
00 1~62
01 1~62
10 1~62
11 1~62

サブネット化された後の、先ほどのIPアドレスを見てみましょう。

subnet5.png

このIPアドレスは、「11000000.10101000.00000001ネットワーク」の「00サブネットワーク」にいる「00000001コンピュータ」を示しています。

ネットワーク部を拡張してサブネット部を作ったことで、大きなネットワークの中に「00サブネットワーク」という小さなネットワークができましたね。

さきほどの会社でたとえると「△△株式会社」の「営業部署」にいる「〇〇さん」というイメージです。

まとめ

  • サブネットは会社でたとえると部署のようなもの
  • ホスト部からビットを借りてサブネット部とすることでネットワーク部を拡張する
papo-daze-icon-r.png
パポ

まだ大人じゃないから部署っていわれてもピンとこないな…

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ウルルちゃん

学校でたとえると1組、2組などのクラス分けのようなものよ。

学年の生徒が10人ならクラスを分ける必要はないけど、100人もいたらクラス分けしないと管理が大変でしょ。