ナローバンドとは、1車線の道路のような狭くて渋滞しやすい通信回線。
よく利用されている高速回線はブロードバンドと呼ばれています。ブロードバンドと比較する言葉として、ナローバンドという言葉が生まれたとされます。
道路にたとえるとわかりやすいです。道路が広く、車線が多い方が、通行がスムーズで短時間に多くの車が通ることができますね。
これと同じで、回線が広い方が多くのデータを送ったり受け取ったりすることができます。
ブロードバンドは道路が広く車線が多い、ナローバンドは道路が狭く1本道、とイメージしましょう。


道路にたとえるととてもわかりやすいわね。回線=道路で、データ=車ってイメージ。
意味:ナローバンドとは高速の通信回線より前の遅い通信回線のこと
ナローバンドは、光回線などが登場する前に使われていた電話回線やISDN回線を利用した低速なインターネット接続のことです。
ナローバンドをそのまま訳すと「狭い幅の帯」という意味で、低速な回線だということを表した言葉です。そのためインターネットにつながりにくく遅いです。さらに利用者が多いゴールデンタイムなどではより酷くなります。
ナローバンド回線の種類
インターネット回線は時代とともに、変化・成長してきました。
インターネット回線の種類
【おそい】ダイヤルアップ接続 ⇒ ISDN ⇒ ADSL ⇒ CATV ⇒ 光【はやい】
ADSLより前のダイヤルアップ接続という電話線でインターネットにつなぐもの、ISDNという電話回線を電話用とインターネット用に分けたものをナローバンドと言います。
逆にADSL以降の回線がブロードバンドです。現在主流なのはCATV(ケーブルテレビ)回線と光回線で、家庭や企業で最も使われている回線は光だといわれています。そのため、私たちが使っている回線の多くはブロードバンドです。
ナローバンドという言葉は、ブロードバンドの引き立て役のため生まれてきた存在ですね。
まとめ
- ナローバンドは昔の遅い通信回線
- ダイヤルアップ接続、ISDNのことを指す
- ブロードバンドの対比のためにできた用語

電話でインターネットにつないでいた時代もあったのね

目覚ましい進歩よね
一本道だと渋滞が起きちゃうもんね。